GeoGuessr世界マップはハードル全然高くないよという話

GeoGuessr(ジオゲッサー)は、Google Street View上のランダムな場所にスポーンするため、そのスタート地点の場所をあてるゲームです。

初心者向け解説はこちら

日本マップをやっている方はすごく多いのに、世界マップをやっている方があまり増えず(特に配信している方)寂しいです。理由はおそらくハードルが高く見えるからだと思われます。ですが、競技ではなくカジュアルに楽しむ分には全くハードルが高くないため、ハードルが高く見える部分と、そんなことないよという回答を書きます。

 

 

Q. 難しそう。砂漠とか出るんでしょ?

A. 別にこのゲームはピンポイントで当てないとゲームオーバーということは全くありません。マウス操作ができればカジュアルには誰でも遊べます!極端な話、異国情緒あふれる景色を楽しんだ後適当なところを押してもヨシ!

また、簡単めで特定可能だけど簡単すぎない・いろんな場所が出てくる世界マップもいくつかあります。※1

こちらの記事もご参考にどうぞ

CityGuessr (ヒントの多い街が出るマップ)

An Urban World (これも都市にでて、かつ調整されているマップ)

A Pinpointable World (田舎も出るが、比較的簡単なピンポイント特定可能※2マップ)

 世界マップの敷居が高く見える理由の1つとして、初心者も楽しめるこういうマップへの導線があまり確保されていないというのがあると思います。有志が作っているためですが。ほとんど検索でしか出ません。

 公式のFamous Places(世界遺産などが出て来る)はマップの仕様で移動できないことがあって微妙に知識が求められたり、視点が欧米に偏っていたりするので意外とイマイチに感じます、少なくとも自分は。 また、国を当てればいいCountry Streaksは、言うて国を当てるのは意外と難しいと思いますし、国レベルからさらに寄せる楽しみがなくなっています。

 外すと点数が低くなりますが、競技でない限り些細な問題です。そして、世界レベルのガチ勢かつ調整版マップでも20分とか時間かけないとピンポイントできないことはよくあります。 (3P-COOPですが、イベントであるESA2022でのこれの2問目とかは筋金入りのガチ勢が外してます)

 カジュアルにやる分には点数は気にしすぎない方がいいでしょう。またいつもピンポイント前提ではなく、一定時間でどれだけ近づけられるか、という楽しみ方も大きいことをお伝えしておきます。


※1 Learning World, GeoDetectiveシリーズなどはno move(動けない縛り)前提のマップなので除外しています。またFun the Flags!もいいマップですが、競技用にも使われ最も整備されているACW, ADWで出ない/出にくい国が多く登場します。

※2 ピンポイント特定可能: 最も整備されている調整版世界マップのACWでは厳密に定義されていますが、初心者向けではありません。ざっくり「交差点やマップと整合性の取れている施設から150メートル以内、あるいはカーブの角度で場所特定可能なところ」なです。これはつまり、ほとんど看板がない荒野のど真ん中でも、県・市町村・市外局番をだいたい覚えてるプロが近くにあるわずかな看板から地域特定でき、かつ交差点ならオッケーということだったりします。一方、ここで挙げているA Pinpointable Worldは「比較的ヒントが多い」ぐらいの感じです。

 ちなみに、砂漠のど真ん中はガチ勢でもほぼ無理ですので、ある程度うまい人々の間では不可能な場所のない調整版マップのA Community World (ACW)やA Diverse World (ADW)が主に遊ばれます。ただし特定可能な「砂漠の真ん中にある道の交差点」ぐらいは出ますので難易度は高めです。上に挙げたヒントの多いマップをどうぞ。



Q. 知識がないから無理では?

A. 知識がなくても、ゲーム画面のマップ自体に書かれた情報と照らし合わせて推測する方法が色々あります。初心者向け解説に書いてます!これだけで流石にピンポイントは難しいかもしれませんが、頑張って国を当てたり州を当てたり大きめの街を当てたり、というのは上にあげた簡単めのマップなら十分可能です。それだけでワイワイやるのも楽しいです。たまにビギナーズラックでもピンポイントできると、私つえー感が味わえます。

あとはやってみて、必要に応じて復習して、を繰り返せばだんだん知識はついてきます。これは普通のRPGでもだいたい同じですよね。

配信だと過剰なヒント奴が現れるのがイマイチではあります。私も気をつけます。



Q. 日本語UIないの?

A. 現状(2022/7月)ありません。これは実際ハードルが高くなる要因の一つですね。ただ、街中の看板表示とアルファベット-ラテン文字の対応が取れるという意味でGoogle Mapが英語オンリーなのも(慣れれば)いいことではあります。

GeoGuessrで出てくる場所は、世界マップだと体感8割がラテン文字(ABCなど)を使っている国なため、ラテン文字には多少慣れた方がいいです……逆に、GeoGuessrでラテン文字への抵抗感をなくせば英語など外国語習得のハードルが下がったり、海外勢からのチャットへ返信しやすくなりますよ!そこで見ている配信者のあなた!

 

 

Q.Worldマップやってみたら荒野/ジャングルのど真ん中に飛ばされた……

A. すみません。洗礼って呼ばれてます。気候や山の有無だけ見てテキトーにやるか、以下の簡単めな世界マップからやってください。

CityGuessr (有名な街が出るマップ)

An Urban World (これも都市にでて、かつ調整されているマップ)

A Pinpointable World (ピンポイント特定可能マップ)

 WorldマップやCountry Streaksは結構な確率でそういう場所に飛ばして突き放してくるところがあります。そのためにFamous Placesがあるのですが、これも知識ゲー感があってイマイチだなあって感じです。


 

Q. ロシア語とかわからないんだけど

A. 私もです。いや実は勉強したのでキリル文字微妙にわかりますがそれはおいといて、ピンポイントで当てないで適当でもいいんです。競技じゃなければ。タイ文字、カンボジアのクメール文字、スリランカのシンハラ文字なんかも無視して、ラテン文字(アルファベット)を数分だけ探したりして、あとは気候や風景からなんとなくピンを打ってさっさと次へ行きましょう!誰も怒りません。それで怒る人はガチ勢でもなんでもないので無視してください。

 


Q. 英語Hello!とThis is a penぐらいしかできないし他の言語さっぱりなんだけど

A. うまいプレイヤーでも英語と母国語以外をきっちり習得している人はそんなにいないです、多分。いや割といるかもしれませんが、それはあくまでガチ勢です。カジュアルに遊ぶ分には、英語やその他の言語の深い知識は全く不要です。プレイ中はローマ字読みで覚えればひとまずオッケーです。áみたいに変な記号が付いてても適当でいいです。ピンポイント特定するだけがこのゲームではないので。

 地名は言語によってほとんど変わらないため、キリル文字やタイ文字などではない限りローマ字読みを補助として使ってマップと見比べれば、判別がつくことがあります。また、道路番号は神器です。

 英語と日本語の違い、オランダとNetherlandやウィーンとViennaみたいな表記揺れは……ごめんなさい有名どころは覚えるしかないです。一応、日常で使えなくもない教養になるので許してください。

 

Q. 国旗覚えてないんだけど

A. 国旗が街中に掲げられている場面は意外と多くないし、それだけで当てるゲームではないので大丈夫です!アメリカや一部の東南アジアでは一般の家庭にも掲げられていることがありますが、後は政府機関にあるとかそのくらいです。むしろ、国旗以外も総動員して当てに行くというのがこのゲームの面白さです。


 

 以上、カジュアルに遊ぶ分には割とテキトーにやれる範囲でピンを押す、飽きたらGuessボタンを押すって感じでも大丈夫という話でした。

なお、「カジュアルには」とやたら書いてるのは競技の敷居とレベルはめちゃくちゃ高いからです。 点数(近さ)を競う場合、ノームーブ縛り10秒とかやられます。まあそれはびっくり人間ということで、真似しなくていいです。

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